三省会

目次

森田療法の特徴

 一般的に森田療法は「あるがまま」という言葉で代表され、「症状をあるがままに受け入れる」療法だと思われていますが、実際の療法はそれとは違っていて、あくまでも作業が療法の中心です。そして神経症は病気ではなく、本人が病気と思い込んで、自分で治そうとして治らず、ますます病感が増大した状態に過ぎないととらえているのです。したがって三聖病院に入院した人は患者とは呼ばれず、修養生と呼ばれていました。



目次